引き続き愛護指導業務の紹介です。
6.展示舎における犬猫の飼養管理
持ち込まれた犬猫や収用期間が満了後の犬の中から家庭動物または展示動物としての適性がある犬猫を展示舎や猫用ケージで飼養しています。
その他にも、譲渡用、事業用の犬猫を飼養しています。日常の手入れと健康管理は獣医師が中心となって、毎日きめ細かく観察しています。
譲渡用犬猫は、譲渡までの2週間から1カ月の間、健康状態・性格・くせ等を観察しています。21年度の一日の飼養頭数は子犬約6頭、成犬約20頭、猫約30頭とのことです。
また、人とふれあうことが特に好きな性格の良い成犬と子猫を選んで事業用犬猫として飼養しています。21年度末時点の事業犬猫は犬17頭、猫4頭とのことです。
7.動物愛護週間行事
9月の動物愛護週間には、13日(祝)動物フェスティバル(於;中区久屋大通公園)、17日(木)動物慰霊祭、23日(祝)WanニャンふれあいDay(参加人数3,600名)が行われました。いずれも恒例行事として毎年執り行われています。
8.動物取扱責任者研修会
動物取扱責任者資格は、動物の販売、保管、貸出、訓練、展示、美容を行う業者には必須のものです。センターは食品衛生課と協力して研修会の講師等を行っています。
9.その他業務
愛護指導業務には、これまでの業務の他に以下の業務があります。項目を列記しますので、詳細はセンターにお問い合わせください。
●動物愛護・適正飼養・人獣共通感染症等に関する講習会への講師派遣
●愛護館、ムーシアム(公式サイト)スタンプラリー
●愛護指導班の活動(保健所の依頼による出動、センター独自の出動)
●愛護館の視察・取材対応 等
愛護指導業務は多岐にわたっており、少数の陣容と様々な制約がある中で動物愛護の啓発と普及に日々取り組んでいます。愛護館にお立ち寄りの際のご参考になれば幸いです。
猫用ケージは愛護館1F展示室や2Fワンワン教室前の廊下等に展示されていました。この子たちは2009年11月7日の「猫と遊ぼう!」を控え、撮影の間中じっとこちらを見ていました。愛想を振りまくでもなく、ただ黙って様子を伺う姿がこの子たちの境遇を物語っているように感じました。
展示舎は子犬・小型の成犬用(1室あたり5~6頭飼養)9室、猫用1室、中型犬以上の成犬用が4室あります。左の写真は子犬・小型の成犬用の展示舎の一部です。ミニふれあい広場で遊んでいた子犬たちが室内に戻る直前の様子です。係員の方にじゃれつく姿は、愛らしいの一言に尽きます。
2009年11月6日時点で活躍していた事業犬たちです。ラブラドールレトリーバー、ミニチュアダックス、チワワ、キャバリアをはじめ、みんな大人しくて人懐っこい子たちです。初対面のお年寄りの方に抱かれても暴れることもなく、安心してふれあえます。こうしたふれあいは嬉しいものです。2011年3月1日時点の事業犬たちはこちら(公式サイト)